小説

『限りなく透明に近いブルー』村上龍 ‐ 舞台は作者が以前住んでいた街【書評】

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この記事では、村上龍さんの小説『限りなく透明に近いブルー』について、そのテーマや登場人物、物語の魅力をさまざまな角度から掘り下げていきます。

限りなく透明に近いブルー 村上龍・著

限りなく透明に近いブルー(村上龍, 講談社)の表紙
出典:Amazon

書誌情報

書名:限りなく透明に近いブルー
著者:村上龍
出版社:講談社/村上龍電子本製作所
発売年月:単行本 1976年7月/文庫本 1978年12月/文庫本新装版 2009年4月/電子書籍 2009年4月
ページ数:単行本 209ページ/文庫本 162ページ/ 文庫本新装版 176ページ

紙書籍

電子書籍(Kndle版)

舞台は米軍基地の街、福生(ふっさ)のハウス

小説『限りなく透明に近いブルー』は、村上龍さんが大学在学中に書いたデビュー作です。
1976年に群像新人文学賞を受賞し、講談社発行の文芸誌「群像」に掲載されました。
そして、その年の第75回芥川賞を受賞しました。

物語の舞台は、横田基地のある東京都福生市です。
主人公のリュウが暮らすアパートの一室や周辺で起こる出来事が描かれています。

リュウが住むアパートの通称はハウスです。
米軍基地の周辺にあった米軍住宅はハウスと呼ばれていました。
リュウの住むアパートには、恋人のリリーのほか、複数の男女が出入りしています。
彼ら彼女らは、ドラッグやセックスに溺れ、自堕落な生活を送っています。
時には、米軍基地の黒人達も加わりました。

リュウと仲間たちの交流は、常軌を逸しており退廃的です。
そんな虚しい日々が続く毎日ですが、若者たちはその先に希望を追い求めているようです。

また、村上龍さんは、実際に福生市に住んでいた時期があり、その頃の体験が小説の執筆に活かされています。

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