小説 『ダンス・ダンス・ダンス』村上春樹 ‐ 34歳になった主人公の「僕」【書評】 村上春樹さんの小説『ダンス・ダンス・ダンス』は、1988年10月に講談社から、上下巻で刊行された書下ろしの長編小説。村上春樹さんの初期三部作の続編だ。主人公の「僕」は、原則的に同一人物である。 2020.08.30 小説
小説 『羊をめぐる冒険』村上春樹 ‐ 僕は鼠と再会できるのか【書評】 『羊をめぐる冒険』は村上春樹さんの3作目の長編小説。第4回野間文芸新人賞受賞作。『風の歌を聴け』および『1973年のピンボール』と合わせて初期三部作あるいは鼠三部作と呼ばれている。同一人物である主人公の「僕」と「鼠」と呼ばれる男が登場する。 2020.08.26 小説
小説 『1973年のピンボール』村上春樹 ‐ 僕と鼠のその後【書評】 『1973年のピンボール』は、1980年に発表された村上春樹さんの2作目の長編小説。デビュー作『風の歌を聴け』の続編。「僕」と「鼠」と呼ばれる男の、その後のそれぞれの人生が描かれています。 2020.08.21 小説
小説 村上春樹さんの世界観をインタビューや作品を基に考える 村上春樹さんは、日本だけでなく、国外でも人気が高く、世界に影響力を持つ作家のひとりとして評されています。数多くの作品を執筆し、数多くの国内賞および国際賞を受賞されました。村上春樹さんの世界観をインタビューや作品などを基に考えてみました。 2020.08.18 小説
小説 『風の歌を聴け』1979年発表の村上春樹さんのデビュー作【書評】 『風の歌を聴け』(講談社, 1979年)は、村上春樹氏のデビュー作であり、その後の作品とも作風に共通点が多い。そういった意味で、村上春樹氏の原点となる小説とも言えるだろう。 2020.08.17 小説
小説 村上春樹さんの作家デビューと初期の長編小説 村上春樹さんは自らを長編小説家として位置付けている。著作は、小説のほか随筆、紀行文、ノンフィクション、翻訳など多岐に渡っている。小説に関しては、短編や中編の小説を実験の場とし、得られたものを長編小説に持ち込んでいるそうだ。 2020.08.16 小説
小説 『1Q84』村上春樹 ‐ 複雑なストーリーと二つの執筆動機【書評】 村上春樹氏の小説『1Q84』は単行本で全3巻の長編。2009年から2010年にかけて新潮社より刊行されました。第63回(2009年)毎日出版文化賞<文学・芸術部門>受賞作。朝日新聞が識者へのアンケートで選んだ「平成の30冊」では第1位でした。 2020.04.05 小説
小説 『騎士団長殺し』村上春樹 ‐ 登場人物の実生活での葛藤と奇妙な体験【書評】 『騎士団長殺し』は、村上春樹さんの14作目の長編小説です。この作品は2017年に新潮社から刊行された書下ろし。2部構成の小説で、第1部「顕れるイデア編」と第2部「遷ろうメタファー編」に分かれています。実生活での葛藤と奇妙な体験が交差します。 2020.02.15 小説
小説 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹【書評】 小説『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は、2013年に文藝春秋から刊行された、村上春樹さんの13作目の長編です。主人公が語る過去の悲痛な出来事から物語は始まります。本作はいわゆるリアリズム小説。 2020.02.13 小説
小説 『アフターダーク』村上春樹 ‐ 詩的な表現と物語の視点【書評】 村上春樹さんの小説『アフターダーク』には、浅井マリという19歳の女子大生が登場します。マリが23時56分から翌朝6時52分までに体験する出来事がストーリーの中心です。深夜から翌日の明け方までの出来事として描かれています。 2020.02.11 小説