直木三十五賞

小説

『まほろ駅前多田便利軒』三浦しをん 男の友情物語!?【書評】

三浦しをんさんの長編小説『まほろ駅前多田便利軒』は、第135回直木賞受賞作。女性作家による男性的な男の友情物語?で、エンターテインメント性が高く、素直に楽しめる作品だ。登場人物の言動やストーリーが抜群に面白い。直木賞の選評も、概ね良い。
小説

『4TEEN』石田衣良 14歳の主人公たちと自分自身の中学時代【書評】

石田衣良さんの短篇小説集『4TEEN』は、第129回直木賞受賞作。本書は、2003年に新潮社から刊行された連作短篇集で、文芸誌『小説新潮』に掲載された6篇と書下ろし2篇の8篇からなる。基本的には中学生の青春や学校生活などに纏わる物語。
小説

『ほかならぬ人へ』白石一文 若い男女の恋愛感情と葛藤【書評】

白石一文さんの中篇小説集 『ほかならぬ人へ』は、第142回直木賞を受賞した、中編二作の作品集である。二作品とも、結婚適齢期の男女の、恋愛や葛藤などが、リアルな描写で描かれている。
小説

『容疑者Xの献身』東野圭吾 天才数学者による難解なトリック【書評】

東野圭吾さんの小説『容疑者Xの献身』は、第134回直木賞を受けたほか、この年の数多くのミステリ系文学賞を受賞し、多方面から高い評価を受けた作品だ。天才数学者による難解なトリック、そして母と娘、隣人男性の思いが心に残る。
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『熱源』川越宗一 人生を全うしようとする登場人物の情熱【書評】

川越宗一さんの長編小説『熱源』は、2019年に文藝春秋から刊行され、第162回直木賞を受賞した作品です。樺太の地を中心に、明治から第二次世界大戦終結の頃までを生きていた人々の姿が描かれています。この物語は史実をもとにしたフィクションです。
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