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『前科者』保護司の仕事に奮闘する佳代と職業として選んだ理由【映画評】

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この記事では、映画『前科者』について、そのテーマや登場人物、物語の魅力をさまざまな角度から掘り下げていきます。

前科者

前科者
出典:Amazon

作品情報

監督・脚本・編集:岸善幸
原作:香川まさひと・月島冬二「前科者」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載)
出演者:有村架純, 森田剛, 磯村勇斗, 若葉竜也, マキタスポーツ, 石橋静河, 北村有起哉, 宇野祥平, リリー・フランキー, 木村多江
配給:日活/WOWOW
劇場公開日:2022年1月28日

保護司の仕事に奮闘する佳代と職業として選んだ理由

映画『前科者』の公開は2022年1月。監督・脚本・編集を岸善幸さんが務めた。主演は有村架純さん。森田剛さん、石橋静河さん、磯村勇斗さんらが出演。原作は、小学館「ビッグコミックオリジナル」連載の同名漫画。漫画の原作者は、香川まさひとさんと、作画の月島冬二さん。また、「WOWOWオリジナルドラマ 前科者 -新米保護司・阿川佳代-」という形で、全6話の連続ドラマも制作された。

主人公の阿川佳代(有村架純さん)は、コンビニでアルバイトをして生計を立てながら保護司をしている28歳の女性。保護司には、活動内容に応じて実費弁償金が支給されるが、給与は支給されない。保護司は、保護司法に基づき法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員であるが、実質的に地域の中で行われる民間のボランティア。

無給の国家公務員として、元受刑者の更生を助けするわけだが、中途半端な気持ちでは務まらない。若い女性の保護司というのは少ないのではないだろうか。しかも佳代はコンビニ店員。それでも決意した佳代には、元受刑者の社会復帰の手助けをする覚悟と、彼らに寄り添いたいという思いがあった。佳代は、過去の経験からトラウマを抱えている。そのトラウマは佳代が保護司になることを決意した理由でもあった。

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