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『悪い男』ソナとハンギの異様な関係と結末【映画評】

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この記事では、映画『悪い男』について、そのテーマや登場人物、物語の魅力をさまざまな角度から掘り下げていきます。

悪い男

悪い男
出典:Amazon

作品情報

原題:Bad Guy
監督・脚本:キム・ギドク
出演者:チェ・ジェヒョン, ソ・ウォン ほか
製作国:韓国
製作年:2001年
配給:エスピーオー
劇場公開日:2004年2月28日

ソナとハンギの異様な関係と結末

映画『悪い男』は、2001年の韓国映画で、日本では2004年に公開された。監督はキム・ギドクさん、主演はチェ・ジェヒョンさんが務めた。そして、もう一人の主演がソ・ウォンさん。

売春宿を仕切るヤクザのハンギ(チェ・ジェヒョンさん)は、ある昼下がりの繁華街で清楚な雰囲気の女子大生、ソナ(ソ・ウォンさん)に目を付ける。ソナは公園のベンチに座り、恋人が来るのを待っていた。

ハンギは寡黙な男である。黙ってソナの隣に座るが、異様な雰囲気のハンギを警戒し、ソナはそこを離れる。
恋人が来たので、ソナは恋人の元へ駆け寄った。

そこで、ハンギはとんでもないことを仕出かした。
ソナに強引に執拗なキスをしたのだ。

居合わせた人たちがなんとか、ハンギを取り押さえたが、当然ソナも恋人も心穏やかでない。
ソナは、ハンギに唾を吐きかけ立ち去った。

だが、ハンギはソナにまだ執着していた。
ハンギは、仲間に指示を出し、ソナに罠を掛けた。
ソナは借金を負わされ、売春宿に売り飛ばされる。
そこがハンギの取り仕切る売春宿だと知ったソナは、自分が嵌められてことに気づく。

こうなるなら、警察に突き出されたほうがよかったのではと思ってしまう内容だった。
もちろん、その前に弱みを握られたのが落ち度。
財布を拾ったら、店の人か警察に届けるという常識が欠けていたようだ。

相手は警察に突き出すつもりはなかったのだから、騙されたというのも確かだろう。
また、本屋で売っている本のページを破って持ち去るくらいだから、ソナの感受性もずれていた。

その後、売春宿での日々が続く。
ソナ役を演じたソ・ウォンさんは、精神的衝撃が強くトラウマになってしまったそうだ。

映画の中では、衝撃的な事件が度々起こる。
そして、憎むべきハンギと、ソナとの間には異様な心のつながりができてゆく。

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