映画・ドラマ

『未来への10カウント』元ボクサーが主人公の学園スポーツドラマ【ドラマ評】

この記事は約2分で読めます。

この記事では、ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)について、そのテーマや登場人物、物語の魅力をさまざまな角度から掘り下げていきます。

未来への10カウント

未来への10カウント
出典:Amazon

作品情報

出演者:木村拓哉, 満島ひかり, 安田顕, 内田有紀, 柄本明 ほか
脚本:福田 靖
監督:河合 勇人, 星野 和成
制作著作:テレビ朝日
放送:2022年

元ボクサーが主人公の学園スポーツドラマ

テレビ朝日系木曜ドラマ『未来への10カウント』の主演は、木村拓哉さん。ヒロイン役は満島ひかりさん。
脚本は福田靖さん。過去には「HERO」シリーズ(2001~2015年)や「CHANGE」(2008年)で、木村さんとタッグを組んだ。

本作は学園スポーツドラマ。
木村さん演じる桐沢祥吾は、松葉台高校ボクシング部時代に4冠を達成。
だが大学2年のときに、ボクシングを断念した。
新しい人生をスタートしたが、愛する妻の病死、さらなる不運により打ちのめされる。

そんな時、高校時代からの桐沢の親友・甲斐誠一郎(安田顕さん)は、前監督で桐沢の恩師・芦屋賢三(柄本明さん)と共に、桐沢をボクシング部のコーチとして再出発させようとする。
松葉台高校の校長・大場麻琴(内田有紀さん)は、実は芦屋の娘。松葉台高校のOG。桐沢の1学年後輩にあたり、高校時代はボクシング部のマネージャーだった。が、現在は母校を進学校にすることに力を注ぐ。ボクシングには否定的で、廃部にすることを画策。

満島さん演じる折原葵は、明るく真面目でまっすぐな古文教諭。8歳の息子を持つシングルマザー。
ボクシングのことを知らないが、ボクシング部の顧問を押し付けられる。
折原葵が、桐沢祥吾を鼓舞するという関係になりそうだ。

第1話は、思っていたより穏やかな雰囲気で始まった。登場人物は教師と生徒がほとんどなので、学園ドラマという印象が強い。
トラブルは桐沢がピザ配達のアルバイト中に、不良グループに絡まれたことくらいで、痛い目に遭ったが一応すぐに解決した。
ボクシングを断念した理由は、ボクサーに付き纏う疾患、網膜剥離。
桐沢は、コーチの仕事に関しても、思いのほかすんなりと引き受けた。
葵の、「知らないことがあると気持ち悪い」というセリフと態度が印象的だった。

タイトルとURLをコピーしました