詩歌

『子規に学ぶ俳句365日』正岡子規の句をわかりやすい解説と共に1日1句

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正岡子規は、慶応3年(1867)生まれ。
亡くなったのは明治35年(1902)。
34歳でなくなった。
俳句に携わったのは15年ほど。
それでも数多くの、俳句と短歌、散文を残している。
俳句という語が、一般に知られるようになったのは子規の功績が大きい。
子規は、言葉遊びに堕してしまった俳諧に、文学的価値を取り戻そうとし、俳句の土台をつくった。

『子規に学ぶ俳句365日』は、2011年12月に草思社から単行本が刊行され、2017年10月に文庫本と電子書籍が発行された。
なお草思社は、2008年の民事再生法の適用・認可を経て、文芸社全額出資となり、同社の完全子会社となった。

選句と解説執筆を、新進俳人9名と『週刊俳句』編集部が担当。
『週刊俳句』は、2007年4月創刊のウェブマガジン。

▼参照:週刊俳句 Haiku Weekly (weekly-haiku.blogspot.com)

本書には、365日、1日1句ずつ、正岡子規の俳句が、解説と共に配されている。
解説は、初心者や、これから俳句を始めようという方にもわかりやすい内容。

1月1日から始まるが、せっかくなので実際の日付に合わせて、気長に1日1句ずつ読み進めるのもよいかもしれない。
そしてしばらく浸ってみる。
あまり中途半端にならないように、4月のはじめの句からにした。
時代や天候や場所などが違うので、情景や場面は想像の世界になるが、季節を合わせると、ある程度は気分が重なる。

子規が俳句をつくり始めたのが明治18年。
17音の俳句から、当時の様子が浮かび、子規の生き方や人柄が伝わってくる。

子規に学ぶ俳句365日
出典:Amazon
書誌情報

書名:子規に学ぶ俳句365日
解説:相子智恵, 上田信治, 江渡華子, 神野紗希, 関悦史, 高柳克弘, 野口る理, 村田篠, 山田耕司
編者:週刊俳句
出版:草思社

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