書物とことば

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『海辺のカフカ』村上春樹――15歳の少年が主人公の幻想的な物語

村上春樹さんの小説『海辺のカフカ』は、書き下ろしの長編。村上春樹さんの長編小説としては、10作目となる。上下巻二分冊で刊行された。『海辺のカフカ』は、15歳の少年が家出を決意するところから始まる。
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『ねじまき鳥クロニクル』村上春樹 夫婦の感情のもつれ、戦前の満州国

『ねじまき鳥クロニクル』は、村上春樹さんの8作目の長編小説。「第1部 泥棒かささぎ編」「第2部 予言する鳥編」「第3部 鳥刺し男編」の3巻から成る。第47回(1995年)読売文学賞<小説賞>受賞作。
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『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』村上春樹 思考と無意識を彷徨う二重世界の物語

村上春樹さんの長編小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は、第21回谷崎潤一郎賞受賞作。この小説は40章からなり、「ハードボイルド・ワンダーランド」の章と、「世界の終り」の章が交互に繰り返され、二つの物語はパラレルに進行する。
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大江健三郎さんが初期に書いた短編小説

大江健三郎さんは、在学時から多くの短編小説を主要な文芸雑誌に発表している。初期の短編小説は、短編集『死者の奢り・飼育』や『見るまえに跳べ』などで読むことができる。
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『ゲルマニウムの夜』花村萬月――舞台は終戦後の東京都下の修道院

花村萬月さんの小説『ゲルマニウムの夜』は、第119回芥川賞受賞作。『ゲルマニウムの夜』はキリスト教の教義を軸にした作品。小説の舞台は、ラジオに米軍放送が流れてくる、東京都下の修道院。
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『パーク・ライフ』吉田修一 出会いは思いがけない場所で

吉田修一さんの小説『パーク・ライフ』は、第127回芥川賞受賞作。小説の舞台は、東京の日比谷公園。物語を語る主人公の「ぼく」は、主にバスソープや香水を扱う会社に勤め、広報兼営業を担当している。日比谷公園は、勤め先の近くであり、自宅からも近い。
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『花腐し』松浦寿輝 バブル崩壊から十年後の古い木造アパートの一室

松浦寿輝さんの小説『花腐し』は第123回芥川賞受賞作。舞台は、バブル崩壊が始まってから、十年ほど経った東京。
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『蒼氓』石川達三――社会派作家が見つめた移民の現実

石川達三氏の『蒼氓』は、1935年の第1回芥川賞受賞作。1930年、神戸の国立海外移民収容所を舞台に、900人以上の日本人がブラジル・サントスへ向かう長い船旅が始まる。移民たちの希望と苦悩を描いた、日本文学史に残る名作。
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『助詞・助動詞の辞典』森田良行――日本語における重要な役割

森田良行氏の『助詞・助動詞の辞典』は、日本語の助詞・助動詞について深く学べる。助詞・助動詞については、わかっているようで理解できていないことが多いのではないだろうか。助詞・助動詞に関する疑問を、この一冊で解決できそうな内容である。
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語感を鍛える辞典――『類語国語辞典』(大野晋・浜西正人)の魅力

『類語国語辞典』(大野晋・浜西正人, 角川書店)の著者の一人・浜西正人氏によれば、一般的な国語辞典は、個々の語を他の単語で言い換えるだけ。対して、類語国語辞典は、細かい意味を記述し、単語相互の潜在的関係を顕在化できるとのこと。
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