本・小説

『レキシントンの幽霊』村上春樹 ‐ 読者を引き込む語りの巧妙さに感服【書評】

村上春樹さんの短編小説集『レキシントンの幽霊』には、表題作のほか、「緑色の獣」「沈黙」「氷男」「トニー滝谷」「七番目の男」「めくらやなぎと、眠る女」の、合計7編が収録されている。物語の展開に引き込まれ、語りの秀逸さを味わうことができた。
本・小説

『なれのはて』加藤シゲアキ ‐ 一枚の絵と無名の画家の謎やその一族の人生に迫る【書評】

加藤シゲアキさんの長編小説『なれのはて』の初出は講談社の小説誌『小説現代』2023年10月号で、単行本の刊行は10月25日。『なれのはて』は、重厚なテーマを扱うミステリー仕立てで、年齢や性別を問わずに興味深く読み進めることができるだろう。
コラム

K.M.ワイランドさんの小説の書き方についての指南書4冊【書評】

アメリカ人のK.M.ワイランドさんが執筆された、小説の書き方についての指南書4冊を紹介します。小説家をはじめ、文筆業に関心のある方の参考になる良書です。4冊すべてをシカ・マッケンジーさんが翻訳し、フィルムアート社が刊行しました。
コラム

森田良行さんの『〇〇をあらわす「基礎日本語辞典」』シリーズ

『〇〇をあらわす「基礎日本語辞典」』(角川ソフィア文庫)というシリーズがある。親本は『基礎日本語辞典』(角川学芸出版)。著者の森田良行さんは、1930年東京生まれの日本の国語学者で、日本語学だけでなく日本語教育にも携わってきた方。
本・小説

『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで』橋本陽介【書評】

橋本陽介氏の著書『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで』は、1980年代以降にノーベル文学賞を受けた作家とその作品が紹介されている。作品解釈にはあまり踏み込まずに、まだ作品を読んでいない方を対象にして書かれた。
コラム

日本の文学賞一覧(純文学・大衆文学・ミステリー・SF)

日本の文学賞を一覧にしました。公式サイトに記載されている内容について、概要を簡単に確認できるように、整理してまとめてあります。純文学・大衆文学・ミステリー・SFなどの文学賞を幅広く取り上げています。
本・小説

『大野晋の日本語相談』雑誌の読者の疑問に日本語の碩学、泰斗が回答【書評】

『大野晋の日本語相談』は、『週刊朝日』の企画で1986年~92年ごろにかけて、週刊誌に掲載されていた内容を書籍化したもの。雑誌の読者の日本語に関する疑問に、日本語の碩学、泰斗である大野晋氏が回答。
本・小説

『面白い物語の法則』クリストファー・ボグラー&デイビッド・マッケナ【書評】

『面白い物語の法則:強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』の共同執筆者、クリストファー・ボグラー氏とデイビッド・マッケナハリウッド氏は、ハリウッドで脚本開発に携わる第一線のプロ。
本・小説

『「感情」から書く脚本術:心を奪って釘づけにする物語の書き方』カール・イグレシアス【書評】

『「感情」から書く脚本術』の著者、カール・イグレシアスさんは脚本家であり、脚本コンサルタントでもある。UCLAで講座を受け持つなど脚本家の育成にも取り組んでいる方。本書は基礎の次の上級編であり、上級テクニックが紹介されている。
コラム

脚本の指南書として支持されている本を紹介

映画やドラマなどの脚本の書き方を学びたいときの、バイブルや指南書として広く支持されている書籍を紹介します。7冊の本と雑誌1冊をピックアップし、関連書籍や続編なども紹介します。
タイトルとURLをコピーしました