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『パンドラの果実 〜科学犯罪捜査ファイル〜』毎週起こる不可解な事件【ドラマ評】

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この記事では、ドラマ『パンドラの果実 〜科学犯罪捜査ファイル〜』(日本テレビ系)について、そのテーマや登場人物、物語の魅力をさまざまな角度から掘り下げていきます。

パンドラの果実 〜科学犯罪捜査ファイル〜

パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~
出典:楽天

作品情報

出演者:ディーン・フジオカ, 岸井ゆきの, ユースケ・サンタマリア, 佐藤隆太, 本仮屋ユイカ
脚本:福田哲平, 関 久代, 土城温美
監督:羽住英一郎
原作:中村 啓「SCIS 科学犯罪捜査班
天才科学者・最上友紀子の挑戦」(光文社文庫)
放送:2022年(日本テレビ系)

毎週起こる不可解な事件

日本テレビ系土曜ドラマ『パンドラの果実 〜科学犯罪捜査ファイル〜』。本作の主演はディーン・フジオカさん。警察庁内に新たに設立された「科学犯罪対策室」の室長・小比類巻祐一警視正を、ディーン・フジオカさんが演じます。共演は、岸井ゆきのさん、ユースケ・サンタマリアさんら。

小比類巻は、頭脳明晰で科学への造詣が深い。妻の亜美(本仮屋ユイカさん)を亡くした後、義理の母・四宮聡子(石野真子さん)の手助けを受けながら、シングルファザーとして娘の星来(鈴木凜子さん)を育てている。亜美は5年前に亡くなったのだが、実は冷凍保存され、アメリカのある機関に預けられていた。これは亡くなった人を生き返らせるという、科学の未来に望みを託すため。

「科学犯罪対策室」には、元捜査一課のベテラン刑事、長谷部勉警部が、小比類巻からメンバーとして招聘された。長谷部を演じるのは、ユースケ・サンタマリアさん。長谷部は、科学には疎い。

そしてアドバイザーとして、「科学犯罪対策室」に迎えられた、最上友紀子を演じるのが、岸井ゆきのさん。最上は天才科学者といわれていた人物だが、科学界を離れていた。
本作は、中村啓さんの小説シリーズ『SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦』(光文社文庫)が原作。原作では最上友紀子が主人公。人物設定なども少し変えているようだ。

テレビドラマの制作には、原作脚本協力という形で、株式会社エム・エーフィールド(M.A. Field)が加わっている。この会社は、俳優・文化人および脚本家・監督・演出家が所属する芸能プロダクション。原作者の中村啓さんも所属するプロダクションである。ただ脚本には、加わっていないようだ。テレビドラマの脚本担当は、福田哲平さん、関 久代さん、土城温美さんら。

また科学監修を、10名の大学教授・准教授らに依頼しており、足場固めを徹底しているのも興味深い。本作では、不可思議な事件が起こる。物語の根幹に科学があるだけに、妥協しない。

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