書物とことば 『犬婿入り』多和田葉子――学習塾を一人で経営する39歳の独身女性 多和田葉子さんの小説『犬婿入り』は、第108回芥川賞受賞作。犬婿入りとは、キタムラ塾の北村みつこ先生が子供たちに話した民話で、犬がお姫様と結婚する話。北村先生は39歳の独身女性。 2020.10.05 書物とことば
書物とことば 『容疑者Xの献身』東野圭吾 天才数学者が仕組んだ愛と論理のトリック 東野圭吾さんの小説『容疑者Xの献身』を解説。天才数学者・石神の論理的な計算とその裏にある純粋な愛。小説の構造やラストの意味を考察します。 2020.10.04 書物とことば
書物とことば 『探偵ガリレオ』東野圭吾――1998年刊行の人気シリーズ第1弾 東野圭吾さんのミステリ短編集『探偵ガリレオ』は、1998年5月に文藝春秋から単行本として刊行された、ガリレオシリーズの第1弾。『オール讀物』に1996年から1998年にかけて掲載された5作品が収録されている。 2020.09.30 書物とことば
書物とことば 『卒業』東野圭吾――加賀恭一郎シリーズの第1弾 東野圭吾さんの推理小説『卒業』は、1986年に講談社から単行本として刊行された。人気シリーズとなった加賀恭一郎シリーズの第1弾である。第2弾の『眠りの森』以降は、加賀恭一郎は刑事となっているが、『卒業』の時点では大学四年生。 2020.09.29 書物とことば
書物とことば 『スプートニクの恋人』村上春樹――同性への恋と異性の友人 『スプートニクの恋人』は、村上春樹さんの9作目の長篇小説。1999年に講談社より刊行された書下ろし長篇小説である。この小説は、「すみれ」という22歳の女性のことを中心とする物語である。すみれは22歳の春に初めて恋に落ちた。 2020.09.28 書物とことば
書物とことば 『KYOKO』村上龍――登場人物も読者も心を打たれてしまう女の子 村上龍さんの書下ろし小説『KYOKO』は、1995年に集英社から刊行された。小説『KYOKO』は、村上龍さんが監督・脚本を務めた映画『KYOKO』をノベライズした作品。 2020.09.27 書物とことば
書物とことば 『トパーズ』村上龍――都市の暗部で生きる女の子達 村上龍さんの短篇小説集『トパーズ』の刊行は、1988年。表題作の「トパーズ」のほか、「公園」「受話器」「鼻の曲がった女」「紋白蝶」「ペンライト」「子守り歌」「サムデイ」「OFF」「イルカ」「卵」「バス」の、全部で12篇が収録されている。 2020.09.26 書物とことば
書物とことば 『螢・納屋を焼く・その他の短編』村上春樹 長編へとつながる短編世界 村上春樹さんの短編小説集『螢・納屋を焼く・その他の短編』には、昭和58、9年ごろに、雑誌に掲載された5編が収録されている。その内の一編である短編『螢』は、大ベストセラー長編小説『ノルウェイの森』の源流。 2020.09.11 書物とことば
書物とことば 『国境の南、太陽の西』村上春樹 幸せなはずの「僕」が満たされない理由 『国境の南、太陽の西』は、村上春樹さんの7作目の長篇小説。1992年に講談社から刊行された。子供の頃の話から始まり、思春期の出来事、大学での四年間、社会人になってからの出来事、結婚、バーの経営と順番に語られてゆく。 2020.09.10 書物とことば
書物とことば 『センスをみがく文章上達事典』中村明 即効性のあるヒントが満載 中村明さんの『センスをみがく文章上達事典』(東京堂出版)。物書きには、文章力とともに、深い取材力と構成力が求められる。文章は何が書いてあるかが大切だ。文章作成において重要なのは、どのような内容を主題にして、どのように書くかということになる。 2020.09.09 書物とことば