書物とことば 『日本語の作法 しなやかな文章術』中村明 ‐ 研究成果を踏まえた文章読本 中村明氏の『日本語の作法 しなやかな文章術』は、2018年10月に青土社より刊行された。これまでの研究成果を踏まえながら、集大成としての文章読本を目指されたそうだ。 2022.07.10 書物とことば
書物とことば 『文学の用語』野中涼 ‐ 具体例を添えて200語について詳しく解説する辞典 野中涼氏の『文学の用語』は、2015年9月に松柏社より刊行された。文学用語200語を、ジャンル、レトリック、モチーフ、批評・研究の4グループにまとめ、具体的に分かりやすく解説している辞典。 2022.07.08 書物とことば
書物とことば 『若い読者のための短編小説案内』村上春樹 ‐ 大学で行った授業がきっかけで上梓 村上春樹さんの『若い読者のための短編小説案内』は、1997年に文藝春秋より刊行された。本書の中で何度も触れているが、文学評論にしたつもりはなく、読書案内として書いたとのこと。上梓のきっかけは、アメリカのプリンストン大学と、タフツ大学にて行った授業。 2022.04.14 書物とことば
書物とことば 『文学とは何か』加藤周一 ‐ 戦後日本を代表する知識人が書いた評論 加藤周一氏の『文学とは何か』は、1950年刊行の角川書店・角川新書、1971年刊行の角川選書を経て、2014年7月に角川ソフィア文庫から刊行された。氏は戦後日本を代表する知識人の一人。文学とは何かという抽象的な問いについて書かれている。 2022.04.12 書物とことば
書物とことば 『60歳で小説家になる。』森村誠一 ‐ 小説家の資質や心構えなど 森村誠一氏の『60歳で小説家になる。』は、2013年1月に幻冬舎新書として刊行された。主に定年を迎える方に向けて、エンターテインメント系寄りの立場で書かれているが、小説家の資質や心構えなど、年齢やジャンルを超えて共通する記述が多い。 2022.04.11 書物とことば
書物とことば 『小説の書き方:小説道場・実践編』森村誠一 ‐ 小説の書き方の基本を一通り網羅 森村誠一氏の『小説の書き方:小説道場・実践編』は、小説の書き方について、一通り網羅した内容になっている。要点を押さえ、基本を解説した本。森村氏の小説作法に興味がある方はもちろん、基本をマスターしたい方におすすめの本である。 2022.04.09 書物とことば
書物とことば 『文章読本』中村真一郎 ‐ 文章を書く道標と近代口語文の変遷 中村真一郎氏の『文章読本』は、文学志望者という専門家たちではなく、一般向けに書かれている。ただし、あとがきで著者が述べられているように、文学者にとって暗黙の了解事項とされる文章の基本要素そのものを考え直す機会になる。 2022.04.08 書物とことば
書物とことば 『選べなかった命』河合香織|出生前診断の現実と選択の葛藤 河合香織氏の『選べなかった命:出生前診断の誤診で生まれた子』は、2018年に文藝春秋から刊行されたノンフィクション。母体保護法の矛盾、優生思想、医療の現場の葛藤を追い、第50回大宅壮一ノンフィクション賞・第18回新潮ドキュメント賞をW受賞。 2022.01.23 書物とことば
書物とことば 『文章読本』丸谷才一 ‐ 複雑になった現実への対応 丸谷才一氏の『文章読本』は、1977年に中央公論社から刊行された。現実はいっそう複雑になったが、我々は過去から学び取る際に、自分自身を経過させ、文明全体、社会全体の力も借り、新しい文章の型を自分の力で作るしかない。 2021.12.28 書物とことば
書物とことば 『新文章読本』川端康成 ‐ 生きた文章を考える 傑出した作家は、より多く独自の優れた文章、優れた文体を持っている。また、新しい思想・内容は、それにふさわしい、新しい表現、新しい文章を必要とする。川端康成氏の『新文章読本』を読むと、実用的で生きた文章を学べる。これには小説も含まれる。 2021.12.20 書物とことば