日本文学

書物とことば

森田良行さんの『〇〇をあらわす「基礎日本語辞典」』シリーズ

『〇〇をあらわす「基礎日本語辞典」』(角川ソフィア文庫)というシリーズがある。親本は『基礎日本語辞典』(角川学芸出版)。著者の森田良行さんは、1930年東京生まれの日本の国語学者で、日本語学だけでなく日本語教育にも携わってきた方。
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『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで』橋本陽介

橋本陽介氏の著書『ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで』は、1980年代以降にノーベル文学賞を受けた作家とその作品が紹介されている。作品解釈にはあまり踏み込まずに、まだ作品を読んでいない方を対象にして書かれた。
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日本の文学賞一覧(純文学・大衆文学・ミステリー・SF)

日本の文学賞を一覧にしました。公式サイトに記載されている内容について、概要を簡単に確認できるように、整理してまとめてあります。純文学・大衆文学・ミステリー・SFなどの文学賞を幅広く取り上げています。
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『性的人間』大江健三郎さんが60年安保闘争前後の世の中を描いた3編

大江健三郎さんの中・短編小説集『性的人間』は、60年安保闘争前後の世の中を描いた3編、「性的人間」「セヴンティーン」「共同生活」が収録され、1968年4月に新潮文庫として刊行された。性や政治をモチーフにすることが多い大江作品の特色が強い。
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『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹 ‐ 阪神大震災直後の6つのエピソード

村上春樹さんの短編小説集『神の子どもたちはみな踊る』は、2000年2月に新潮社から単行本として刊行された。文芸誌『新潮』の1999年8月号から12月号にかけて連載された5編と書下ろし1編から成る。本書の表題は連載5編のうちの1編。
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『街とその不確かな壁』村上春樹 ‐ 40年後、作家の初期テーマが新たな形で再構築される理由

村上春樹さんの小説『街とその不確かな壁』は、新潮社から2023年4月に刊行された6年ぶり15作目の長編小説。40年後に蘇る「世界の終り―」。新しい形で完成されたそのテーマを、作品の変化とともに考察します。現実と非現実の世界が夢や空想の中で交錯。
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『塞王の楯』今村翔吾 ‐ 戦乱の世を石垣職人と鉄砲職人の目線から描いた歴史小説

今村翔吾さんの小説『塞王の楯』は、第166回直木賞受賞作。石垣職人と鉄砲職人の対決にスポットライトを当てて、戦乱の世を描いた歴史小説です。
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『透明な螺旋』東野圭吾 ‐ 真相を辿り新事実を明らかに

東野圭吾さんの小説『透明な螺旋』は、ガリレオシリーズ第10弾の長編。千葉・房総沖で男性の銃殺遺体が発見された。行方不明者届が出されている人物が有力候補として浮上したが、届けを提出した同居女性が失踪。
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『黒牢城』米澤穂信 ‐ 有岡城内で起きた不可解な事件の謎を土牢の官兵衛が解く

米澤穂信さんの小説『黒牢城』は、2021年6月に角川書店より刊行された歴史ミステリー。第166回直木賞を受賞し、4大ミステリランキングにおいてすべて1位に輝く。有岡城内で起きた不可解な事件の謎を土牢の官兵衛が解く。
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『考える短歌 作る手ほどき、読む技術』俵万智 ‐ どうすればもっとよくなるか

俵万智さんの著書『考える短歌 作る手ほどき、読む技術』は、2004年9月に新潮社より刊行された。本書から学ぶことは、短歌を作るうえでの「言葉の技術」について。
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