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『図説 教養として知っておきたい 日本の名作50選』日本文学の金字塔50編【書評】

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この記事では、『図説 教養として知っておきたい 日本の名作50選』というタイトルの新書を紹介します。

図説 教養として知っておきたい 日本の名作50選 本と読書の会・編

教養として知っておきたい 日本の名作50選
出典:Amazon

書誌情報

書名:図説 教養として知っておきたい 日本の名作50選
編者:本と読書の会
出版社:青春出版社(青春新書インテリジェンス)
発売年月:新書 2016年10月/電子書籍 2017年9月
ページ数:新書 328ページ
Cコード:C0291(日本文学総記)

日本文学の金字塔50編

『図説 教養として知っておきたい 日本の名作50選』は、2016年10月に青春新書より刊行された。編者の「本と読書の会」は、本と読書を心から愛する同志の集い。Cコードの第3-4桁(内容)は、91(日本文学総記)。

本書は、「日本文学の金字塔50編を集め、あらすじと人物相関図を用いて、分かりやすく説明する」という趣旨で刊行された。取り上げられている作品は、近代日本文学を代表する作家の代表作ばかりだ。作者の名前だけでなく、作品の題名もすべて知っているという方が多いかもしれない。

そういった方の中には、題名や作者などを知っていても、読んだことがないという方がいるのではないだろうか。おそらく本書は、名作といわれる作品の魅力を知り、原作に立ち返っていただきたいという思いで刊行されたのであろう。

本書は、「第1章 心の葛藤や苦悩を描いた物語」「第2章 たくましく生きる姿を描いた物語」「第3章 さまざまな愛のかたちを描いた物語」「第4章 家族や友情について描いた物語」「第5章 心の深淵を描いた物語」「第6章 戦争や社会問題を描いた物語」というように章分けされている。

たとえば、第1章には夏目漱石の「こころ」や太宰治の「人間失格」、第2章には夏目漱石の「坊ちゃん」……というふうに、名作50編が各章に振り分けられた。

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