映画・ドラマ

『耳をすませば』スタジオジブリによる少女漫画を原作にした中学生の青春物語【アニメ評】

アニメ映画『耳をすませば』は、1995年に公開されたスタジオジブリ制作の作品。宮崎駿さんが脚本と絵コンテを、近藤喜文さんが監督を務めた。主人公の月島雫役は本名陽子さん。天沢聖司役は当時14歳だった高橋一生さん。
小説

『百年の孤独』G・ガルシア=マルケス ‐ 幻想と現実を融合した想像力の世界【書評】

『百年の孤独』は、コロンビアの作家ガブリエル・ガルシア=マルケス氏がスペイン語で発表した小説。1967年にアルゼンチンのスドゥアメリカーナ社から初版が刊行され、日本語版は鼓直氏の訳で1972年に新潮社より刊行された。
小説

『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野圭吾 ‐ 探偵役と助手が、叔父と姪の関係【書評】

東野圭吾さんの小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』は、2020年11月に光文社より刊行された。探偵役は、腕のいい元マジシャンで、推理力も抜群。彼は恵比寿でバーを経営している。作品にはコロナ禍という時代背景が、色濃く反映されている。
小説

『JR上野駅公園口』柳美里 ‐ 一人のホームレスの視点から日本を見つめ直す【書評】

柳美里さんの小説『JR上野駅公園口』は、2014年3月に河出書房新社より刊行された。成りたくてホームレスに成る者はいないだろうが、不運に遭ったり人生を踏み違えたりしたら……という感覚で読むと、物語の世界に深く入り込めるかもしれない。
小説

『嘔吐』J-P・サルトル ‐ 20世紀十大小説の一つ【書評】

『嘔吐』は1938年3月、サルトル氏が三十三歳のとき、フランスのガリマール書店から刊行された。日本では、白井浩司氏の訳と、鈴木道彦氏による新訳が、いずれも人文書院から刊行されている。
本・辞書

『実存主義とは何か』J-P・サルトル ‐ 自由、不安、不条理、実存【書評】

J-P・サルトル氏の『実存主義とは何か』は伊吹武彦氏の訳で1955年7月に人文書院より刊行された。実存主義の本質を平易かつ明快に叙述。1996年2月の増補新装版では、サルトル氏の初期作品五点が増補され、実存主義の発想が具体的に示されている。
映画・ドラマ

『前科者』保護司の仕事に奮闘する佳代と職業として選んだ理由【映画評】

映画『前科者』の公開は2022年1月。監督・脚本・編集を岸善幸さんが務めた。主演は有村架純さん。森田剛さん、石橋静河さん、磯村勇斗さんらが出演。
映画・ドラマ

『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』社会性のある本格ミステリ【映画評】

映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』は、2020年1月に公開されたフランス・ベルギー合作の映画。監督はレジス・ロワンサルさんで、ダニエル・プレスリーさん、ロマン・コンパンさんとの共同で脚本も務めた。本作は実話を題材にしている。
映画・ドラマ

『エクス・マキナ』人間とAIの駆け引きの結果は【映画評】

映画『エクス・マキナ』は、2016年6月に公開されたイギリス映画。監督・脚本はアレックス・ガーランドさん、出演者はアリシア・ヴィキャンデルさん、ドーナル・グリーソンさん、オスカー・アイザックさん、ソノヤ・ミズノさんら。
映画・ドラマ

『ひまわり』1970年公開のイタリア映画、ウクライナの国花と撮影地秘話【映画評】

映画『ひまわり』は1970年に公開されたイタリア映画。ソビエトの東部戦線に贈られたイタリア人兵士、アントニオを探して、妻のジョバンナが、冷戦下のソビエトに単身乗り込むという物語だ。
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