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ことばと創作

令和8年初夏の短歌

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立夏から芒種へ向かう頃に詠んだ短歌をまとめました。

眠気の抜けない朝、納期前の夜、乾いた目、少しずつ濃くなる緑。
初夏の日常のなかで生まれた感覚を、短歌として記録しています。

窓の汚れた部屋に佇む我は庭木にふれる母を見てゐる

近視と老視に悩みながらパソコンに向かい辞書を引く五月

納期が決まりカレンダーを見つめる 深夜の机と肌寒さ

床が鳴る夜の廊下と向かいの灯に時の流れを知る我かな

五十年暮らす部屋に佇めば五月の早朝はまだ眠たし

ChatGPT先生と呼ばずにはいられない一人の夜

半年ごとに交換していたエンジンオイル入荷遅れのLINE

母とスーパーの帰り文芸誌を読む五月の夕暮れは涼し

暖房を使わない立夏の仕事が長引けば夜はまだ寒し

建て替えの塀に露わな境界線 立夏の昼の意外なるかな

納期近づきカレンダーを見つめて眠気遠のく小満の夜

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